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 電車男
 今日、「電車男」を見てきました。「電車男」に興味を持ったきっかけは、木曜の夜にたまたまテレビをつけたらテレビドラマをやっていたのです。「ああ、これがいま話題の電車男か」と思って見てみたら、これがけっこうおもしろくてはまってしまいました。
 私は原作本と映画では必ず映画を先に見ることにしています。映画化するにあたって原作よりも短く刈り込むことはあっても原作より詳しく描かれることはまずないので、原作を読んでから映画を見るとなんかダイジェスト版を見ているような気がしてつまらないからです。
 「電車男」については、原作本は最後にするとしても、テレビドラマはいま放送中なので、先に映画を見たら結末が分かってしまってつまらないかな?とも考えました。でも、テレビドラマは確か10回くらいの放送なので、かなり原作本より内容を膨らまして作られると考えられます。だから、あとから映画を見たらやはりダイジェスト版のように感じてしまうと考えて、先に映画を見ることにしたというわけです。
 どうやらその考えは正しかったようです。映画はテレビドラマとはかなりテイストが違っており、これはこれで楽しめました。映画の前半はテレビとかなりダブっていて、予想したとおりダイジェストを見ているような感じがしましたが、だんだん映画の世界に引き込まれ、最後はすっかり一本の映画作品として見終わることができました。
 映画「電車男」はテレビよりもしっとりした静かな雰囲気に仕上がっており、テレビとはまた違った感動があります。かなりお薦めな作品ですよ。