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 V for Vendetta
 「 V for Vendetta 」を観てきました。息もつかせぬ約2時間でした。近未来のイギリスを舞台にしているので SF と言えば SF なのでしょうが、かなり政治色も強く、観た感じとしては「シリアスな怪傑ゾロ近未来版」といったテイストです。
 主演のヒューゴ・ウィービングとナタリー・ポートマンがいいですね。ヒューゴ・ウィービングはスクリーンに登場するときは常に仮面を着けていて一度も顔を見せないので、それだけに演技力を要求される役どころだったと思いますが、非常に存在感のある V を演じていましたし、ナタリー・ポートマンは「レオン」のときからすごいと思っていましたが、今回も期待を裏切りません。
 映画の作りも「マトリックス」のシリーズを手がけたスタッフが関わっていますが、この作品では CG や3D画像も必要最小限度に抑えられていて、私としてはいいと思いました。(CGも使い過ぎると有り難味がなくなるし、作品自体が安っぽくなってしまうように感じます。)とてもおもしろい映画でした。お薦めです。