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ワイルド・ウーマン仙台公演 (2006年5月29日)
 今夜、ワイルド・ウーマン仙台公演を聴いてきました。3人組の女性ジャズ(ブルース)シンガーのコンサートです。
 良かったです。平均年齢68歳、最高齢77歳ということでしたが、そんなこと全く問題なく良かったです。このように書くと、「歳の割りにはよく歌っていたんだ」と思われるかもしれませんが、そうではありません。年齢がマイナスになるどころか、歳を重ねたことが歌に深みや味わいを与えていて、若造にはとてもまねできない音楽世界を作り上げていました。私はビバリー・クロスビーがソロで歌った If You Love Me(愛の賛歌)に一番感銘を受けました。
 さて、仙唱のメンバーも何人か参加した賛助出演のワイルド・ボーイズですが、こちらは正直言ってちょっといただけませんでした。作り出す音楽世界が全く別なので、そこだけ浮いてしまったように感じました。ワイルド・ボーイズだけで歌っているときはまだ良かったのですが、ボーイズがバックをつとめたサマー・タイムではメインボーカルとバックコーラスが全く溶け合わず、聴いている方が苦痛でした。まあ、これはワイルド・ボーイズの問題と言うより、こんな無茶な共演を企画した方の問題だと思いましたが・・・ 。
 それを除けば、チケット代4000円も決して高くないと納得できる、上質なコンサートだったと思います。