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劇団四季「コーラスライン」 (2006年9月9日)
 今日、県民会館で劇団四季の「コーラスライン」を観てきました。「コーラスライン」の内容についてはブロードウェイの超有名ミュージカルだし、劇団四季の中心的レパートリーなので特に説明する必要はないと思います。
 私が劇団四季の舞台を見るのはこれで5作品・6回目ですが、残念ながら今回の「コーラスライン」は、今まで見たミュージカルの中で一番楽しめませんでした。
 「コーラスライン」は、オーディションで演出家の質問にダンサーたちが答えるという形で登場人物の内面を描き出していくストーリー展開なのですが、翻訳のせいか演出家ザックの質問の言葉も不自然だったり、唐突だったりするし、それに答えるダンサーたちの言うことも(これまた翻訳のせいか、あるいは舞台がニューヨークだということのせいか)なんか実感が湧かないようなところがあって、私は最後までドラマの世界に入り込むことが出来ませんでした。どうもこの「コーラスライン」という脚本と私とは波長が合わなかったようです。
 相変わらず劇団四季のダンスはすばらしいし、舞台の完成度も低くないとは思うのですが、私にとって今回のS席9000円はちょっと高いと感じるものになってしまいました。