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もの思いの合間に

〜 何でだろう?と疑問に思った言葉 〜

 燃費                                                   2010.11.7
  現在、車の性能を語るとき、燃費をはずすことは考えられません。というより、現在、最も注目されている性能が燃費だと言っても過言ではないでしょう。
 燃費は「1 L の燃料(ガソリン)で、何 km 走るか」(単位 km/L )で表されます。だから、その数字が大きければ大きいほど燃費が良いことになります。ところが、燃費が良いことを「低燃費」と言い、1 L の燃料で長い距離走れる車を「低燃費車」と言います。みなさんは、数字が大きくなるほど燃費がいいのに、なぜ「低燃費」というのか疑問に思いませんでしたか。
 答えは簡単で、「燃費」は「燃料消費率」の略だから、低い方がいいわけです。

 もし、言葉どおりに表すのであれば、燃費の単位は L/km のほうがぴったりすると思います。これならば「1km 走るのに何 L の燃料を使うか」という単位なので、数字が小さいほうが燃費が良いことになり、「低燃費」という言葉と合致します。
 私は、km/L で表されるのは「燃料効率」とでも言うべきもので、「燃料消費率」を km/L で表すことにしたのがそもそもの間違いではないか、と思うのです。

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