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放課後日記

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2006年1月7日(土)
練習日誌(1月7日強化練習)
 前日に淳一先生から電話があり、「インフルエンザになってしまったので7日の強化練習には行けない」ということで、パートリーダーと相談しながら私が練習を進めることになりました。相談の結果、場所が確保できないので、非効率的なパート練習をするよりは、暗譜に近い状態にする練習のほうがいいとのことだったので、全体で繰り返して歌うことを中心にした練習をすることにしました。
 30分ほど体操・発声をしたあと、予定通り Credo から練習を始めました。Credo1・2を続けて通して、それから Credo1 の練習をしました。とにかく一つ留意点を示しては通して、また次の留意点を示しては通してというふうに数多く歌うことを心がけました。
 Credo2では、冒頭から39小節まで、39〜69小節まで、69小節から最後までの3つの部分に分けて、それぞれの部分のアンサンブルを整えてから繰り返し練習をするというふうにしました。
 Et incarnatus est は、パート内で声合わせをして、しっかりとハーモニーさせることをねらった練習をしました。パートで丸くなってお互いに声を聴き合いながら歌いました。また音色が母音ごとにばらばらにならないように母音唱にかなりの時間を取って音色の統一も図りました。
 Crucifixus では、子音の扱いに留意した練習をしました。Crucifixus の Cru 、passus の pa などの強さや速さを全体で合わせるようにしました。
 昼食休憩のあと Et resurrexit の練習から始めました。この曲も冒頭から34小節まで、50小節〜66小節、74〜111小節の3つに分けて、それぞれの部分のアンサンブルを整えながら繰り返し練習をしました。
 Confiteor は、一度通したあと Adagio 以降の練習を中心にしました。Adagio の部分はパートの音量のバランスと、音価の長い音符の歌いまわしに注意して練習しました。Vivace e Allegro は声の方向性(上に向かって暗くならず)に注意して繰り返し練習しました。
 Sanctus も、一度通したあと Pleni sunt coeli et terra の練習を中心にしました。3拍子を感じて音楽の流れに乗って歌うことを一番の留意点にして練習しました。(3拍子の1拍めは、強くというより長く、鋭くではなく優雅に感じてほしいと言いました。)
 Osanna も同じように3拍子を感じながら繰り返し歌う練習をしました。

 練習の時間配分が悪く、前半に時間をかけ過ぎたため、後半の練習は全ての部分に均等に時間をかけることは出来ませんでした。(Dona nobis Pacem の練習はできませんでした。)

2006年1月4日(水)
新年のご挨拶と今年の初練習日誌(1月4日)

 明けましておめでとうございます。

 今日、仙唱の練習に合わせて帰省から戻ってきました。さっそく 今年の「放課後日記」をスタートさせます。本年も「放課後の音楽室」をどうぞよろしくお願いします。

 今年の歌い初めは淳一先生の練習でした。軽い発声練習のあと、第1 Kyrie から練習が始まりました。歌う前に「 Kyrie の言葉の意味を踏まえて歌ってください」という注意がありました。第1 Kyrie は一度通しただけで第2 Kyrie に進みました。
 第2 Kyrie では、Ky の発音についてかなり時間を取って練習しました。「 Ky の発音は深く強く欲しいけれど、音量が欲しいのではない」と言われました。また、「平べったいイにならずに、ウムラルトのような縦の発音のイにするように」とも言われました。乱暴にならないように気をつけながらも、子音を飛ばしてはっきりと Ky を発音する歌い方を全パート練習しました。
 Gloria でも「Gloria の意味が音楽に表れるように歌う」ということを言われました。技術的な面では、Gloria と歌うときに顎を動かすと音色が変わるので、顎は出来るだけ動かさないで歌うように言われました。Et in terra pax に入ったら、前と音楽が変わるように( p とか pp とかいった音量の問題ではなく、pax の意味が音楽に表れるように)と言われました。
 Gratias では、(やはり Gratias の言葉の意味を考え)音色が暗くならないようにということを言われました。
 Qui tollis でも、suscipe のことろで、言葉の意味を考えて歌うように言われました。
 Cum Sancto Spiritu では、5小節から8小節、13小節から17小節の Bas. の動きが聞こえるように、他のパートの全音符は、頭だけアクセントをつけて歌い、音が変わるパート以外は p で歌う練習をしました。(実際の演奏ではこれほど極端にはしないけれど、これがこの部分の骨子だということです) Bas. 以外のパートは音量は大きくないけれども、その制約の中で音楽を作れるようにということでした。
 Credo 以降も、Dona nobis pacem まで一通り歌いました。次回(7日)の練習では、Credo から練習が始まります。

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