明けましておめでとうございます。
今日、仙唱の練習に合わせて帰省から戻ってきました。さっそく 今年の「放課後日記」をスタートさせます。本年も「放課後の音楽室」をどうぞよろしくお願いします。
今年の歌い初めは淳一先生の練習でした。軽い発声練習のあと、第1 Kyrie
から練習が始まりました。歌う前に「 Kyrie の言葉の意味を踏まえて歌ってください」という注意がありました。第1
Kyrie は一度通しただけで第2 Kyrie に進みました。
第2 Kyrie では、Ky の発音についてかなり時間を取って練習しました。「
Ky の発音は深く強く欲しいけれど、音量が欲しいのではない」と言われました。また、「平べったいイにならずに、ウムラルトのような縦の発音のイにするように」とも言われました。乱暴にならないように気をつけながらも、子音を飛ばしてはっきりと
Ky を発音する歌い方を全パート練習しました。
Gloria でも「Gloria の意味が音楽に表れるように歌う」ということを言われました。技術的な面では、Gloria
と歌うときに顎を動かすと音色が変わるので、顎は出来るだけ動かさないで歌うように言われました。Et
in terra pax に入ったら、前と音楽が変わるように( p とか pp とかいった音量の問題ではなく、pax
の意味が音楽に表れるように)と言われました。
Gratias では、(やはり Gratias の言葉の意味を考え)音色が暗くならないようにということを言われました。
Qui tollis でも、suscipe のことろで、言葉の意味を考えて歌うように言われました。
Cum Sancto Spiritu では、5小節から8小節、13小節から17小節の Bas.
の動きが聞こえるように、他のパートの全音符は、頭だけアクセントをつけて歌い、音が変わるパート以外は
p で歌う練習をしました。(実際の演奏ではこれほど極端にはしないけれど、これがこの部分の骨子だということです)
Bas. 以外のパートは音量は大きくないけれども、その制約の中で音楽を作れるようにということでした。
Credo 以降も、Dona nobis pacem まで一通り歌いました。次回(7日)の練習では、Credo
から練習が始まります。
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