オペラ初日が終わりました。昨日の日記にも書いたとおり、午後に２日目のゲネプロを行い、そのあと本番初日というスケジュールです。さぞかし疲れるだろうと思ったのですが、終わってみれば意外や意外、あまり疲れていません。
　考えてみると、練習はうまくいくまで何度も繰り返して行いますが、ゲネプロや本番はうまく行っても行かなくても１回で終わるので、トータルとしての活動時間はずっと短いわけです。あるいは本番が終わって神経が高ぶっているので、あまり疲れを感じないのかもしれません。
　明日は本番２日目。明日は、もう、それしかありません。だから、逆に、疲れを感じる前にあっけなく終わってしまうことでしょう。

　今日は、オペラの「場当たり」でした。場当たりというのは、出演者の立ち位置や動線、入りや出のタイミングなどの確認をするのです。場当たりは、普通だとゲネプロの前などにごく短時間で行うのですが、今日は、ピアノで音を付けて、舞台を使った稽古のように何度か返しながら、４時間にわたって入念に行われました。
　場当たりで、今まで未整理だった舞台上での出演者動きがずいぶんすっきりとしてきましたが、今日、新たに付け加わったことや変更になったこともたくさんあって、本番までに覚えきれるかどうか、正直言って自身がありません。ここまできたら、もう、つべこべ言わずに「やるべきことをひたすらやるだけ」という状況ですが、疲労がかなり蓄積していて、体力的にも本番が心配です。
　明日は、午後が２日目のＧ．Ｐで、夜が本番１日目という、超ハードなダブルヘッダーです。こうなったら、高い方のユンケルでも飲んでがんばりましょうか。

　昨日は月曜日だったこと、学校の行事が立て込んでいて息つく暇もなかったこと、オペラの練習が１０時までだったことなどが重なり、疲れ果てて日記を書くことが出来ませんでした。でも、ここで日記を途切れさせると、またずるずると書かなくなってしまうのではないかと思って、今日はちょっと無理しても日記を書くことにしました。
　今日もオペラの練習は１０時まででした。昨日・今日と通し稽古なので、時間がかかるのは分かりますが、さすがに平日１０時までの練習はキツイです。
　そういえば、前に渡されていたオペラの練習計画表には、昨日・今日の欄に Ｈ．Ｐという略号が記されていました。Ｇ．Ｐはゲネラル・プローべ（ゲネプロ）の略号だと分かるのですが、Ｈ．Ｐは何の略号でしょうか。たぶん通し稽古を意味するドイツ語（？）の略号なのでしょうが、よく分かりません。昨日の練習の休憩時間に、周りにいる人たちに尋ねてみましたが、知っている人はいませんでした。「きっと、ハードなプローベの略だろう。」と誰かが言って、周りのみんなで笑いました。