放課後日記

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2011年1月16日(日)
原稿完成
 午後5時近くに「男の合唱まつり」から帰ってきました。それからずっと昨晩終わらなかった曲目解説の原稿書きに取り組んでいたのですが、それがつい先ほど、やっと出来上がりました。昨晩と合わせて、延べ8時間以上かかったでしょうか。それだけ時間をかけて、A4版1ページちょっとの文章を書いただけなので、われながら、あまりの筆の遅さにあきれてしまいます。
 でも、5人の作曲家が作ったアヴェ・マリアについての解説なので、基礎資料に目を通すだけでもかなり時間がかかります。原稿では、まずアヴェ・マリアの訳詞をして、次にアヴェ・マリア全般について文章を書き、それからそれぞれの作曲家のアヴェ・マリアについて述べたので、まあそのくらい時間がかかっても仕方ないかな・・・とも思います。
 出来上がった原稿を読んで「なかなかいい仕事をしたね」とあらためて自分で自分を褒めてやりたい気持ちになりました。

2011年1月15日(土)
練習日誌(1月15日)&普通の日記
 今日は、午後2時から太白区文化センター展示ホールで強化練習がありました。淳一先生はセンター試験があって来られないので、私の練習でした。今日は、あまり細かいことは言わないで、演奏順に通して歌う練習にしました。
 ステージ順にアヴェ・マリアから始めました。ちなみにアヴェ・マリアの演奏順は、アルカデルト、ヴェルディー、ストラビンスキー、チョピ(今まで、コピと書いてきましたが、原語の発音ではチョピのようです)、ヴィクトリアとなります。アルカデルトは、楽譜は2/2拍子で書いてありますが、前回の練習で淳一先生が4つ振りだったので、今日は4つ振りで練習しました。ヴェルディーが各パートとも音程が定まらず、ハーモニーが崩壊していましたが、今日は細かく練習しませんでした。
 クレーの絵本はわりと安定した悪くない出来でした。《幻想喜歌劇「船乗り」〜》を最初(淳一先生が前回の強化練習でしていたように)4つ振りでやってみたら、音楽がたどたどしくなってしまったので、2つ振りで通しました。
 休憩をはさんで、後半はオペラの合唱曲からやりました。このステージの曲順は、「ハミング・コーラス」「タンホイザー」「カヴァレリア・ルスティカーナ」となります。「ハミング・コーラス」と「タンホイザー」は1回ずつ通して終わりました。「カヴァレリア〜」は、合唱に入る前のルチアとアルフィオのレシタティーヴォを2〜3回練習してから通しました。
 「銀河の序」は、時間が押してしまったので、Uをやらずに、ピアノの付くTとVだけ通して終わりました。

 午後6時から青年文化センターで、仙台宗教音楽合唱団の定期演奏会がありました。曲目がレヴィン校訂版のモツ・レクだし、オケが今話題の山形交響楽団なので興味があったのですが、定演プログラムの曲目解説の原稿を書かなくてはならないので行かないつもりでした。ところが、強化練習の途中で、でつさんに「チケットあげるけど行かない?」と言われてコロッと寝返ってしまいました。
 いやあ、なかなかいい演奏でした。仙唱とは音楽の方向性がぜんぜん違うけれど、丹念に練習を積み重ねてきたことがうかがわれる、誠実な演奏でした。コンサートについていろいろ書きたいこともありますが、曲目解説の原稿締切りが今週末なので、今日はまずそちらに取り組まなければなりません。
 今日はこれから曲目解説を書かなくてはならないし、明日は「男の合唱まつり」があって忙しくなります。ということで、今週末はエッセイ「もの思いの放課後」の更新を見送りたいと思います。

2011年1月12日(水)
練習日誌(1月12日)
 今日は前半が私の練習、後半が淳一先生の練習でした。先生からは(強化練習のときに十分できなかった)「銀河の序」と、オペラの合唱曲の練習をやってくださいと言われていました。
 練習が始まる前は、「銀河の序」のTのピアノから合唱に入る繋ぎのところや、Vのピアノ伴奏で歌い上げる部分を重点的に練習しようと考えていましたが、ピアニストがドクターストップで練習に出てこられないということが分かったので、オペラの合唱曲を中心に練習することにしました。

 「ハミング・コーラス」から練習を始めました。まず、今まではっきりしなかったバスがオクターブ下げて歌う部分が決まったので、その確認をしました。バスがオクターブ下げるのは、11小節の最初〜18小節の3拍目まで、27小節の最初〜41小節の3拍目まで、45小節〜曲の終わりまでです。(最後のシ♭の音は、ディヴィジョンしてさらにオクターブ下の音を歌うのも可) 2回ほど通して歌った後、各自音楽的な表現を意識してさらに2回ほど歌いました。
 次に「タンホイザー」の練習をしました。冒頭の男声合唱の部分では、バス・バリトンのパートに「大きな声というよりは、余裕のある豊かな声」でレガートを意識して歌うように言いました。バス・バリトンは、落ち着いたとてもいい響きがするようになりました。テノールには、バス・バリトンの響きに乗って軽やかに歌うように言いました。冒頭の男声合唱はかなり良くなったように感じました。男声がよくなると相乗効果か、女声合唱のほうもとても充実した響きがするようになりました。
 歌っていく途中で、「ドイツ語を英語的な発音にするということになっていたはずなのに、曖昧になっている」と指摘がありましたので、その点も注意して歌いました。
 最後に「カヴァレリア・ルスティカーナ」の練習をしました。主に、しっかり f でハモらせることを意識した練習をしました。

 後半の淳一先生の練習は、「銀河の序」のVの冒頭部分の練習でした。各パートの音の精度を高め、p を緊張感を持って表現できるように練習しました。

2011年1月10日(月)
成人式
 今日は、朝から成人式にかかりっきりでした。午前9時からサウンド・チェック、11時からゲネプロ、午後2時から本番で、終わったのがだいたい3時ごろです。
 今年の仙台市の新成人は約1万2000人だそうです。成人式のために会場には6000席ほど準備されたので、新成人の約半分のが集まったことになります。
 今年の成人式も(多少ざわざわしたり、誓いの言葉のときに野次がとんだりしたものの)混乱はなく、スムーズに進みました。私たちが成人式のアトラクションとして歌を歌うようになってからは、新成人が騒いだり、暴徒と化したりするような場面は見たことがありません。数年前、仙台の成人式が全国版のニュースにもなった荒れようはいったい何だったのでしょう。
 さて、私たちの歌の方はどうだったかというと、これはちょっと微妙です。「栄光の架橋」と「乾杯の歌」はまずまずの出来だったと思いますが、「第九」はフィナーレの最後のところで、合唱団と電子オルガンと打楽器がバラバラになってしまいました。客席で聴く分にはそれほど気にならなかったかも知れませんが、演奏する方としては、何ともスッキリしない出来になってしまいました。

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