もの思いの放課後

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カレンダー                                              2011.1.9
 
 新しい年を迎えて1週間が過ぎました。みなさん、今年のカレンダーはどんなものを使っていますか。

 私が子どもの頃、年末になると、家にはいろいろなお店から次の年のカレンダーが届きました。また、年末に街で買い物をすると、必ずといっていいほどカレンダーが付いてきたような気がします。だから、子どものころの私は、カレンダーは買うものではなく、もらうものだと思っていました。
 ところが、大学生になって、仙台で生活するようになった私のアパートには、当然のことながら、どこからもカレンダーが届きません。それで、必要に迫られて、自分でカレンダーを買うようになりました。
 自分でカレンダーを買うようになると、カレンダー選びはなかなか楽しいものであることが分かりました。カレンダーを選ぶということは、1年間の部屋の風景を決めるということです。部屋にお気に入りのカレンダーが掛けてあると、気分がいいものです。

 カレンダー選びで一番重要なのは、私はトイレのカレンダーではないかと思っています。
 トイレにいるとき(とくに大きな用事を済ませるとき)は、ほかにすることもないので、ゆっくりとカレンダーの絵や写真を眺めることになります。だから、それが美しいものであれば、トイレタイムがさらに爽やかで、充実した(?)ひとときになると思うのです。
 ここ3年ほど続けて買ってトイレに掛けているのが、左の「パラダイス」という南の島の風景写真のカレンダーです。北国に生まれ育って、寒さに縮こまる冬を過ごしている私にとって、常夏の国は憧れであり、美しい空と海の風景は、まさにパラダイスそのもののような気がします。
  今年も、南の島に思いを馳せて、気分のいいトイレタイムが過ごせそうです。


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