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放課後日記

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2005年6月19日(日)
馴染んできました

 今日もオペラ「椿姫」の合唱音楽稽古がありました。このごろ、ようやく椿姫の歌詞のイタリア語が口に馴染んできました。
 私は外国語の歌詞を歌いこなせるようになるまで時間がかかるほうなので、いつも苦労します。歌詞のアルファベットを見ても、それが言葉としてなかなか口から出てこないのです。目で見た綴りが頭の中のどこかに引っかかってうまく口に伝わらないような感じで、いつももどかしい思いをしています。それでも、今日の練習ではかなり馴染んできた実感が持てました。ずいぶん前から気合を入れて練習してきたので、いつもの年より馴染むのが少し早いような気がします。
 立ち稽古まであと1ヶ月あるので、あとは暗譜するように努力するのみです。(私は暗譜も苦手な方なので、これからがまた大変です。)オペラをやるたびに、
われながら自分の頭の悪さにあきれてしまいますが、まあ、とにかくがんばってやるしかないですね。


2005年6月15日(水)
練習日誌(6月15日)

 今日は淳一先生が来られないということで、 Et resurrexit (153ページ〜)の各パートの精度を高める練習をしました。

 楽曲を区切って、パートごとに歌う練習をして、それから全体で合わせる
という方法で、161ページまで練習しました。各パートへのおもな注意は、Bas. には、フレーズの中の一番高い音にあわせて歌うフォームを作り、そのフォームのまま低い方の音域も歌うように言いました。Ten. には、フレーズの中の一番高い音にきちんと届くように歌う、そのために、背筋を伸ばし声楽的にいい姿勢で歌うように言いました。Alt. には、息を無駄使いせずに歌う、またできるだけ胸の響きではなく、鼻腔共鳴を使って歌うように言いました。Sop.U には、余裕なく言葉をしゃべっているように聞こえるので、落ち着いて母音をしっかり鳴らして歌うように言いました。Sop.Tには、一つ一つの言葉が分かるように子音を立てること、言葉の切れ目を意識することを言いました。
 
 練習後半、74小節からの Bas. パートソロを練習しているときに、今日は来られない予定だった淳一先生がいらっしゃいました。先生は153ページに戻って練習を始めました。
 先生の注意のおもなものを、前から順に記します。全パート3小節1拍目に重みが来るように。154ページの et resurrexit のメリスマは p で歌い、14小節2拍目の裏から f になるように。20小節以降 Sop.Tと Sop.Uは、お互いに相手とのアンサンブルを意識して歌うこと。Alt. は常に明るく、Sop.的な響きで歌うように。24小節以降 Alt. と Bas. は縦がそろうことを意識して聴きあって歌うこと。Ten. 全部をがんばって歌おうとしない。力を抜けるところはできるだけ抜いて。33小節の scripturas はレガートに。58小節の ascendit はオクターブ跳躍の上の音のフォームで下の音を歌うこと。だいたい以上のようなことを注意されました。


2005年6月13日(月)
練習日誌(6月13日)

 今日は淳一先生の練習でしたが少し遅れるということで、私が前回練習した Confiteor を復習するところから練習を始めました。186ページ123小節以降の音の確認をしました。区切ってパートごとに練習し、137小節まで全パートの確認が終わったところで先生がいらっしゃいました。
 
 先生の練習は149ページからの Crucifixus でした。パートごとに歌い方を細かく練習したのですが、注意一つ一つは書ききれないので、ここでは要点だけを記します。
 男声は今日は音程が定まらず、下がり気味だったので、ピアノが聞こえる音量で、ピアノの音を聴きながら音程に気をつけて歌うように言われました。声質は、「薄い声で」「太くならないように」と言われました。女声には「立派に歌わなくていい」「押さない」「Sop. のような声で」「漂うような声で」などの注意がありました。
 ただ、練習の途中何度も「 Crucifixus の言葉の意味を考えて」と言われました。音程や軽い声質にばかり気を取られていると、明るく幸せな歌になってしまうようです。 Crucifixus は磔刑のことなので、声質は太くならないように、立派にならないようにしながらも、発音のニュアンスや表情は厳しいものでなければならないという難しい曲です。
 そのほかに29小節と33小節の passus は、今までポリフォニックに進んできた音楽が、そこで初めてホモフォニックに縦がそろうので、そのことを意識してちゃんと縦を合わせるようにと言われました。また、(前回のこの曲の練習のときにも言われましたが) Crucifixus は mf よりも大きくなることがないように抑制して歌うように言われました。 

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