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放課後日記

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2005年6月26日(日)
あとは暗譜

 今日も蒸し暑い一日でしたが、そんなことには全くお構いなく、オペラ「椿姫」の練習は予定通り午後5時から始まりました。今日は最初から曲順に練習して行きました。副指揮の向山先生から細かい注意はいくつかされるものの、全体にかなり出来上がってきているように感じます。最後のBACCANALE まで練習し、予定の時間より20分ほど早く練習は終わりになりました。もう、立ち稽古に向けて暗譜しなければならない段階に来ているようです。


2005年6月25日(土)
「もの思いの放課後」のページ割り変更

 今日の午後は、「もの思いの放課後」のページ割りを変更する作業をしました。
 いままで「もの思いの放課後」は、1ページに一つのエッセイという形のページ割りになっていました。週刊誌連載の読みきりエッセイをイメージしてのものでした。でも、実際のところ「オモイコンダラ
」は5回まで続きましたし、「バッハ・アカデミー」と「ロ短調ミサ曲」は、どちらも4回にわたって書きました。今回の「登録商標A」でエッセイが20ページに達したので、そういった一つのテーマについて連続して書いたものは1枚のページに収めるようにページ割りをしなおしたのです。
 これからは、最新のエッセイを(それが前の続きであっても)いったん最前面のページに一つだけ掲載し、続きものの場合はあとから同じテーマごとに1ページに収めなおすというふうにしたいと思います。


2005年6月22日(水)
練習日誌(6月22日)

 今日は予定通り、Crucifixus と Et incarnatus est の2曲を練習しました。

 まず Crucifixus から練習しました。淳一先生からは、「じっくり練習してください」と言われていましたので、パートの音程やリズム、テンポ感などをそろえる練習をしました。各パートともそろえようと努力して、縦は合うようになりましたが、音程は下がり気味で、きれいなハーモニーになりませんでした。
 そこで、後半からは全員で大きな円を描くような隊形をとって、お互いの声を聴き合いながら音程をそろえる練習をしました。同じパートでも前列と後列は、円の隊形を作るときに離れた位置に並んだので、同じパートどうしも意識して聴き合えたと思います。隊形を変えただけですが、ずいぶん音程が良くなりました。 Et incarnatus est も同じようにして聴き合って練習をしました。

 練習指揮の私としては、音程が下がり気味のときにそれを改善する手立てを示せないことが残念でした。下がっていることを指摘するだけではだめなんですよね。(歌い手も、下がっていることは分かっているんだけれどどうしようもないということが多いわけですから)どうしたらいいのかという、その手立てを勉強しておきたいと思います。

 練習後、飯田さんに「音程が下がるときは、立って歌うようにすると支えがしっかりして効果がありますよ。」とアドヴァイスを受けました。(今日の練習で、円形に隊形を変えたとき音程が良くなったのは、聴き合えたからということとともに、立って歌ったからということもあったのでしょう)今度、音程がどうしても定まらないときは立って歌うように指示してみようと思います。


2005年6月20日(月)
練習日誌(6月20日)

 今日は、淳一先生が前半来られないということで、次の曲( Confiteor )を練習しておくようにと言われていました。
 Confiteor の前半は、かなり練習したような記憶があるので、練習の薄い188ページ147小節(Vivace e Allegro 1小節目)から練習を始めました。各パート内での音程・リズム・言葉をそろえる練習をして、全体では聴き合いながら縦をそろえる練習をしました。
192ページ41小節までやったところで淳一先生がいらっしゃいました。すぐにこの部分を男声・女声に分かれて10分間練習しました。そのあと全体でアンサンブル練習になりましたが、その時に淳一先生から言われた全体に関わる注意を記します。
 190ページ歌い始めの Expecto の Ex は、次の音に対してのパックスウィングのように(具体的に言葉で説明するのは難しいのですが、強いて言えば、音符の後半少し力を抜く感じで)歌う。長く伸ばす音で音楽が止まらないようにする(これも言葉での説明が難しいのですが、長く伸びている音に、次の音あるいは音楽の向かう先に行こうとする動きが感じられるように歌う)こと。
 メリスマは、1・3拍を決めたらあとはできるだけ力を抜いて歌うこと。メリスマをしっかり歌い、二分音符で伸ばすところはがんばらない。
 なお、これらの注意は194ページ61小節からにも当てはまります。

 練習はそのあと Confiteor の冒頭に戻りました。注意としては、どうしても楽しそうな音楽に聞こえてしまうので、そうならないようにということ。Ten. の定旋律は周りのパートとの音量関係を気にせず、常に堂々と歌うこと。186ページ Adagio に入ってからは四分音符で動くパートが主役、長く伸ばしているパートが脇役になるので、自分のパートの役割をわきまえて歌うこと。などです。

 次回の練習は、Crucifixus と Et incarnatus est の2曲の予定です。

 今日の練習のことではないのですが、吉野さんから「先週の月曜日の練習で先生がおっしゃったことを、ぜひ皆さんにも伝わるように練習日誌に書いておいてください。」と要請を受けました。確かに合唱団全員の心にとどめておいた方がいいことだと思いますので、ここに記します。

 北海道内3ヶ所で「ヨハネ受難曲」を歌った淳一先生は、帰ってきてすぐに練習に駆けつけてくださいました。その練習の最初に先生が言ったことです。

「ヨハネ受難曲をリハーサル・本番合わせて5回も続けて歌ったんですが、そのたびに新しい発見がありました。これから、皆さんも練習のたびに何か一つでも新しい発見をするように心がけて行きませんか。」

 定期演奏会本番まで半年以上あります。新しい発見をして、常に新鮮な気持ちで練習を積み重ねて行きたいですね。

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