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放課後日記

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2006年4月1日(土)
追悼コンサート

 今日午後6時から、大学時代の同級生の追悼コンサートがありました。名掛丁アーケード内のトラック暴走事件からちょうど1年経ちますが、そのときの犠牲者の一人が大学の音楽科の同級生でした。彼女の追悼コンサートが今夜行われ、大学時代の声楽カルテットのメンバーで出演してきました。
 メンバーとは学内演奏会
以来の本当に久しぶりの共演でした。曲目はモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスと、彼女が好きでよく歌っていた小林秀雄作曲の「落葉松」の混声四部編曲版でした。カルテットの面々はみんな小野先生に教えを受けたメンバーなので、久しぶりなのに息もぴたりと合いました。レベルは違うかもしれませんが、きっとサイトウ・キネンオーケストラもこんな感じなのだろうと思いました。
 コンサートの後、メンバーと打ち上げで思い出話に花が咲き、カルテットで今後も続けて活動しようという話にもなり、とにかく楽しく飲んで、今帰ってきたところです。昨日の送別会と今日と、二日続きの飲み会でさすがに疲れました。今日はもう寝ます。エッセイ「もの思いの放課後」の更新は明日にしようと思います。ではみなさん、おやすみなさい。


2006年3月31日(金)
送別会

 今日は職場の送別会でした。会場は市内の某ホテルでしたが、今日は送別会の行われるピークかもしれません。同じホテルで私たちのほかにも2つの学校が送別会を行っていました。
 今年の送別会は、転・退職なさる先生が多かったので、時間的に余裕のないぎりぎりのプログラムでした。けれども、一つ一つの挨拶にも、送る言葉にも心がこもっていて、温かい雰囲気のいい会になりました。

 学校で同学年を組むということは、企業で言うとチームでプロジェクトを立ち上げるようなものです。クラス担任が学年というチームを組んで、子どもたちを育てるというプロジェクトに当たるわけです。時には同僚としてのライバル意識を持って競争し合い、時には喧嘩もしたりしながら、それでも子どもたちの力を伸ばすという一つの目標の下に団結し、1年間がんばるのです。いくつもの行事を作り上げ、さまざまな問題を乗り切り、苦楽を共にしているうちに同学年スタッフとしての連帯感が育っていきます。送別会は、そのようにしてがんばってきた学年というプロジェクトチームの解散式でもあるのです。
 私は今日、2年間同学年を組んだ主任を送り出しました。苦労も多かったのですが、やり甲斐のあるとても楽しい2年間でした。2年間続いたチームも今日で解散、しかも主任が転勤してしまうので、今日の送別会は寂しさもひとしおでした。


2006年3月29日(水)
普通の日記&練習日誌(3月29日)

 今日、私の勤める学校で離任式が行われました。(市内は今日からあさってにかけて離任式を行う学校がほとんどです)私の学校では、講師も含めると10名を越えるかなり大きな異動となりました。公立学校に勤めているがゆえに、転勤は避けられないことなのですが、今までいっしょにがんばってきた仲間がいなくなってしまうのは、やはり寂しいことです。4月3日の一斉赴任日まで学校はこの寂しい状態が続きます。

 年度末なので、学校だけでなく多くの職場で異動・転勤・退職に伴う送別会が開かれていることでしょう。その影響もあるのでしょうか、今日の練習はなかなか人が集まりませんでした。練習開始時は10人ほどでした。今日はコンポジションのWの音取りと、天の船 2006 の復習の予定でしたが、最初に天の船の復習を軽くやって、人数がある程度集まった段階でコンポジションの音取りをしようと考えていました。そこで、天の船 2006 の練習から始めました。
 天の船 2006 は以前に一通り音取りが終わっているので、前半(冒頭〜43小節)と後半(44小節〜最後)に分けて、それぞれを2〜3回歌って、最後に全曲通すくらいでいいだろうと思っていました。ところが、いざ前半を練習し始めたら、男声の掛け合いがなかなかうまく行かず、この部分の復習にかなり時間がかかりました。結局、前半部分はもう一度パートごとに音を確認しました。
 後半も、前回の音取りで46〜67小節までの練習が薄かったため、この部分の練習に時間をかけました。68小節からはかなり良かったのですが、Ten.と Bas.はちょっと不安なところがあったので、パートの音の確認をしました。最後にこの曲を通して休憩にしました。
 休憩後、コンポジションのWの音取りをしました。6小節目 Moderato から始めました。最初12小節 の男声の音取りをして、その後女声の音取り、そして全体のアンサンブル、また16小節男声音取り、女声音取り、アンサンブルというようにしました。
 22ページ中段の最後の小節〜24ページ1段目3小節目までは、先に女声の音取りをして、その後男声の音取り、アンサンブルというふうにしました。残念ながら、ここまでで9時を過ぎてしまったので、練習を終わりました。

 今日はコンポジションのWの音取りに時間をとりたいと思っていたのに、天の船の方に時間をかけすぎてコンポジションが中途半端になってしまいました。天の船の復習もないがしろにはできなかったと自己弁護するものの、それにしてももう少し時間配分をうまくできなかったか?という思いもあり、自分としては後味の良くない練習になってしまいました。 


2006年3月27日(月)
練習日誌(3月27日)

 今日(27日)と次回(29日)の練習は、どちらも淳一先生が都合悪く、いらっしゃいません。そこで前もって練習内容をうかがっていたのですが、「できるだけ新しい曲の音取りを進めてください。それから今までやった曲の復習も適宜やっておいてください。」とのことでした。

 私なりに、2回分の練習の内容を考えてみました。パレストリーナでまだ取り組んでいない曲はAve Regina coelorum と Magnificat:W.Toni ですが、どちらも同声合唱で、どのように混声でパートの振り分けをするか分からないので手をつけないことにしました。そこで、新しく取り組むのはコンポジションのWだけにして、あとは今までやった曲の復習をしようと考えました。
 27日はピアニストも来られないということなので、今までやった曲の復習だけにして、ピアニストの来る29日に新曲の音取りと伴奏つきの「天の船 2006 」をすることにしました。

 というわけで、今日は Super flumina Babilonis 、Heu mihi Domine 、コンポジションのV、もし時間があればコンポジションのUというふうに考えていました。
 最初に発声も兼ねて Super flumina Babilonis を歌いました。この曲はもうかなり歌い込んでいるし、今日重点を置いて取り組もうと考えていた Heu mihi Domine と同じフリギア旋法の曲だったからです。2回ほど通してから55小節以降を取り上げて練習しました。 suspendimus という単語の歌い方を、アクセント pe だけ強くするのではなく、その前の sus からクレッシェンドするつもりで pe のアクセントまで持っていくように言いました。また、70小節から終止にかけてディミヌエンドはしないで、70小節はしっかりと鳴らして、最後の和音に入って落ち着いてからディミヌエンドするように言いました。パートごと何度か歌い方を練習して、合わせました。最後にもう一度通してこの曲を終わりました。

 Heu mihi Domine は、言葉をつけることを今日の練習の中心にしました。(冒頭の Heu mihi の発音は、今のところ私の判断で「エーウ ミキ 」にしています。)
 前半(冒頭〜35小節まで)を言葉をつけて何度か繰り返して練習しました。同じように後半も言葉をつけて口になじむように何度か繰り返して練習しました。この曲も最後に通して休憩に入りました。

 後半はコンポジションのVを練習しました。最初に一度通しました。冒頭の部分からしてハーモニーが決まらず、曲としてさまにならなかったので、まず冒頭の部分を練習しました。
 メロディーを歌っているパートを確認し、そのメロディーが聞こえる音量で歌うように言いました。そうして歌ってみたらそれだけでかなりハーモニーするようになりました。次にパートごとに練習しました。Bas.には、低いミの音は自分の一番歌いやすい音量でとにかく息をたっぷり流して歌うように言いました。Sop.には、3小節目でもう一度気合を入れなおすつもりで、ホウとしっかり歌うように言いました。Alt.には1小節の中の4つの四分音符が全部同じにならないように、どの音符に重心が来るか考えて歌うように言いました。Ten.には2拍目の裏から3拍目にかけてと、4拍目の裏から次の1拍目にかけてをしっかり歌うように言いました。
 16ページの下の段のを練習しているところでもう時間になってしまいました。最後に16ページの3段目から最後まで通して今日の練習を終わりました。

 次回の練習はコンポジションのWの音取りと、天の船 2006 の復習を予定しています。

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