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放課後日記

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2006年5月14日(日)
ミュージカル

 昨日たっぷりと(16時間くらい)睡眠をとったおかげで、今日はずいぶん元気になりました。元気になったので映画を観てきました。今日観てきたのはミュージカル映画「プロデューサーズ」です。ミュージカル映画は「シカゴ」以来なのでかなり久しぶりでした。もともとミュージカルもミュージカル映画もあまり好きではなかったのですが、劇団四季の「キャッツ」仙台公演でおもしろいなと思ってから観るようになりました。
 今日の「プロデューサーズ」ですが、良くも悪くもミュージカル映画そのものといった感じでした。(ミュージカルの舞台を見るときに、私は、幕が開いてしばらくの間、ミュージカル独特の派手で不自然な役者の動きや台詞回しに辟易としたり、台詞の途中から突然始まる音楽の唐突さに違和感を覚えたりします。そのフィクションの世界に入り込んでしまえば気にならなくなりますが・・・
)だから、映画も始まってしばらくは落ち着きませんでした。でも、だんだんと物語の世界に引きずり込まれ、最後は楽しく観終わることができました。やっぱりミュージカルの王道は喜劇ですね。「シカゴ」はかなりシリアスな部分もあって、単なる喜劇として観ることができなかったので、最後まで違和感が付きまといました。シリアスな世界と、エンターテイメントとしての作り物という性格を拭いきれないミュージカルとは相容れないところがあるように思います。
 「プロデューサーズ」はミュージカルの王道を行く楽しい作品だとは思いますが、別にこれを映画で観なくても・・・という気がするので、お薦め映画とはしないでおきます。(でも、一応上映館情報を書いておきます。私は今日、コロナワールドで観ましたが、MOVIX 仙台、MOVIX 利府でもやっており、全館19日までの上映です。)

 さて、私は人混みが嫌いなので、映画も封切をかなり過ぎてから行くことが多いのですが、最近は忙しいこともあって終了ぎりぎりに行くことが続いていました。だから、このページの私の「お薦めですよ」もあまり意味がありませんでした。(お薦めされても上映が終わっていては観られませんからね。)ということで、今日はこれから封切られる映画で私が注目しているものを一つ挙げておきましょう。6月17日封切の「バルトの楽園」です。この映画は第1次大戦後、日本のある収容所でドイツ人捕虜たちが演奏した第九(日本初演)をめぐるドラマのようです。どうですか?音楽好きな読者のみなさん、観たくなりませんか?


2006年5月13日(土)
花冷え以降

 先週はゴールデンウィークの疲れを引きずっていた上に、気温の変動も激しかったので、週末はかなり体調が悪くなっていました。昨日は夕食を済ませて帰ってくるとそのまま布団に直行といった感じで寝てしまいました。(部屋の電気も点けっぱなしでした。)

 今朝、いつものように7時ごろ一度目は覚めたのですが、起きられず(さすがに部屋の電気は消したけれど)またすぐ眠ってしまいました。次に目が覚めたのは11時近くでした。
 12時ごろにブランチを食べながら、午後1時過ぎには仙唱のK先生からチケットを頂いていたオペレッタ・コーラス「ウィーンの散歩道」の演奏会(青年文化センター・午後2時開演)に出かけようと思っていました。ところが、ブランチを食べ終わるとまた眠気が襲ってきました。外は雨も降っていて肌寒く、体調がすぐれないこともあって今日はコンサートに行くのをやめました。(チケットを無駄にしてしまってすみません。)
 また布団に入るとすぐに眠ってしまい、次に目が覚めたのは4時過ぎでした。今度はやっと本当に目が覚めたので起き出し、洗濯をしたり部屋を片付けたりしました。そのあと「もの思いの放課後」の更新作業をして、いまはこうして放課後日記を書いている次第です。

 今日はほとんど外に出ないで過ごしましたが、肌寒い5月らしからぬ1日でした。「花冷え」というのは桜の咲くころ寒さが戻ることを言うのだそうですが、仙台はゴールデン・ウィークを過ぎても寒い日があります。今日のようなそんな寒さはなんと表現するのでしょうね。


2006年5月10日(水)
練習日誌(5月10日)

 今日は、PTA 関係の会議が夜7時から入っていたため、私は練習にいけるかどうか分からない状況でした。淳一先生は後半だけしか来られないことが分かっていましたので、前半は男声、女声分かれてコンポジションのUの練習をすることにしてありました。

 会議は8時過ぎに終わり、私は8時半頃に練習会場に着きました。淳一先生のコンポジションのUの練習が始ったところでした。部分に区切っての練習でしたが、冒頭から9ページ上の段までの部分では、「デレテレク」のところで、アクセントがついていない音がいい加減に聞こえるので、アクセントのない音もしっかり歌うこと。
「ツァ」や「デデレクデン」「バラン」などが何の音なのか各自イメージを持って歌うこと。などの注意がありました。
 10ページ Allegretto の部分では、「ドウヅヅ」の「ドウ」は「ド・ウ」と分けて歌うのではなくどちらかというと「ドー」あるいは「ドオ」のように歌うこと。「ヅヅ」は訛ったような発音にならずにクリアに。という注意がありました。
 13ページの掛け声の部分では特に女声に、「本気で」「しっかりと」「抜かないで」という注意がありました。(女声に限らず、音程のない部分なので、どうしても歌の部分に比べてテンションが下がったように聞こえてしまうから、そうならないようにかえって気合を入れてということだと思います。)
 14ページ Andante からは、腹の底から声を出してということでした。

 次回練習は、コンポジションのWを中心に練習する予定です。(もちろん、イタリア宗教曲集の楽譜も持ってきてください。)


2006年5月9日(火)
「もの思いの帰り道」第3弾

 今日、「もの思いの放課後」の最新のページ(音楽 一期一会P)のところに、本編の続編的なエッセイ「もの思いの帰り道」を追加しました。「もの思いの帰り道」は、「ピアノの名曲」「ロ短調ミサ曲」に続いて三つめの掲載となりました。ちょっと理屈っぽい文章かもしれませんが、どうぞ、読んでみて下さい。


2006年5月8日(月)
練習日誌(5月8日)

 今日は淳一先生の練習でした。発声練習のあと、パレストリーナの Dies sanctificatus から始めました。

 2回ほど歌ったあと、合唱団を二つのグループに分けて、それぞれのグループでアンサンブル練習をしました。20分ほど分かれて練習したあと、また集まって全体で練習しました。全体の練習では、楽譜を持っていない方の手で頬の奥歯噛み合わせのあたりを押さえ、口が縦に開くようにして歌いました。横に平べったい口形にならないようにして、響きをそろえるためです。そうやって歌うと、確かに母音ごとの響きの違いが少なくなり
、一人一人の声がムラのない響きになります。するとパートでも声がまとまりやすくなり、さらに合唱団全体としてもハーモニーしやすい声質になります。今日の前半の練習はもっぱらこうやって声の響きを合わせる練習でした。
 淳一先生は、「最初は歌いにくいと思っても、このような歌い方に慣れていってください。パレストリーナはこのような発声の方向性で行きたいと思っています。」とおっしゃっていました。

 後半はコンポジションのUの練習でした。はじめに全体を通して歌ったあと、練習のかなりの時間を10ページから11ページにかけての Allegretto の部分の練習に使いました。この部分での注意としては (この曲全体、あるいはコンポジション全体に関わると思われますが)、拍の感じ方について言われました。
 パレストリーナでは、拍の感じ方は宙に円を描くような、あるいは絹のスカーフか何かを舞い上げるような軽やかな感じ方をしてほしいけれど、コンポジションの方は、逆にお能のすり足のような、あるいは民謡のもみ手の手拍子のようなべたーっとした一回一回止まるような拍の感じ方をしてほしいということでした。
 そのほかのおもな注意としては、12ページの Andante 2小節目から Bas.はずっと同じ ド の音で歌うので、言葉をはっきり歌うことより、音程をキープすることに気をつけてほしい。13ページ2段目1小節、男声は掛け声に入っても(女声がまだ歌い終わっていないので)テンポを守って、勝手にアッチェレランドをかけないこと。14ページ1段目 Andante は、その前の八分音符からにする。14ページ1段目4小節、全パート、歌詞の「ヤラー」と「ヨーイ」の間で言い直して。同じく2段目3小節「ヤラー」と「ヨーイ」の間も言い直し。
 2段目1小節2〜3拍めクレッシェンドして4拍目「ハーイ」で音は下がるけれど音量下げないで。3段目の2小節「ヨサモヨ」をワンフレーズにして切れずに歌う。などでした。

 次回はコンポジションのUの練習から行う予定です。 

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