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放課後日記

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2006年5月21日(日)
V for Vendetta

 Y 野氏お薦めの映画 V for Vendetta を観てきました。息もつかせぬ約2時間でした。近未来のイギリスを舞台にしているので SF と言えば SF なのでしょうが、かなり政治色も強く、観た感じとしては「シリアスな怪傑ゾロ近未来版」といったテイストです。
 主演のヒューゴ・ウィービングとナタリー・ポートマンがいいですね。ヒューゴ・ウィービングはスクリーンに登場するときは常に仮面を着けていて一度も顔を見せないので、それだけに演技力を要求される役どころだったと思いますが、非常に存在感のある V を演じていましたし、ナタリー・ポートマンは「レオン」のときからすごいと思っていましたが、今回も期待を裏切りません。
 映画の作りも「マトリックス」のシリーズを手がけたスタッフが関わっていますが、この作品では CG や3D画像も必要最小限度に抑えられていて、私としてはいいと思いました。(CGも使い過ぎると有り難味がなくなるし、作品自体が安っぽくなってしまうように感じます。)
 Y野氏の言うとおり、とてもおもしろい映画でした。私もお薦めです。MOVIX仙台、MOVIX利府、コロナシネワールド、いずれの映画館でもしばらく(少なくとも26日までは)上映しています。


2006年5月20日(土)
練習日誌はつまりませんよ

 今日は練習日誌について日ごろ思っていることを書きたいと思います。

 私は仙唱の練習があった日(正確に言うと自分が練習に参加した日)は、練習日誌を書くのが日課になっています。最初は、練習を休んだ団員のために練習内容を知らせるという目的で始めたのですが、今では
自分自身のその日の練習の振り返りとしても大切だと感じています。(練習日誌を書くために淳一先生の指示の意味もよく考えて咀嚼するようになりました。)
 しかし、当然のことながら練習日誌には紙面の制約や、言葉でしか伝えられないという限界があります。私の練習での指示も、淳一先生の注意・指示も、たくさんの言葉を使ってさまざまな表現で語られたうちの要点だけをメモしたに過ぎません。(パソコンのモニターでは文字が読みづらく、長々と書いても読む気力が失せてしまうので、できるだけ短く簡潔に表現心がけていますが、それでもかなりの行数になってしまいます。)また、言葉では表しにくい音楽のニュアンスや声の状態・声色などもあり、それはどうしても伝えられません。
 自分で書いた練習日誌を読み返してみても、何てつまらない文章だろうと思います。また、これでは練習内容のごく一部あるいは表面しか伝わらないだろうなと思います。実際に練習に参加して練習日誌を読んだ団員のみなさんは、きっと「今日の練習ってこんなものだっけ?」と感じていることでしょう。私は練習日誌に嘘は書いていないつもりですが、練習の本当の姿が伝わっているとも思えません。本当の練習は、練習日誌より何倍も豊かで、何倍も楽しいのです。
 みなさん忙しいと思いますが、少しの時間でも練習に参加してその楽しさを味わってくださいね。


2006年5月18日(木)
楽天

 今日は仙唱がヤクルト対楽天の試合のオープニングセレモニーに参加する日でしたが、私はけっきょく今日も8時近くまで学校で仕事をしていました。今日職場では来週に迫った運動会の演技図説明会が午後4時から入っており、オープニングセレモニーの集合時間(午後5時)に合わせて早退することはできませんでした。時期も時期なので、ウィークデーの早い時間帯のイヴェントへの参加は厳しいものがあります。どうせだから少しでも仕事を片付けようと、今日も8時まで仕事をしてきました。夕食を済ませて帰ってきて仙唱のMessage Board を見たら、もうその様子が載っていました。(i-papaさん、仕事速い!)
 楽天は、仙唱の応援も届かず負けてしまったようですね。 残念!


2006年5月17日(水)
練習日誌(5月17日)

 今日は前半が私の練習で、パレストリーナの Dies sanctificatus とコンポジションのW、後半が淳一先生の練習で、コンポジションのUと、そのあと最後に Dies sanctificatus の通しでした。

 私の練習では Dies sanctificatus をウの母音で歌うことから始めました。この曲は最初の歌詞がイ、エなど横に開く母音が多いので、響きが散らないように発声も兼ねてウの母音で歌いました。やってみるとウだと少し口がすぼまりすぎで歌いにくそうだったので、母音をオに変えてしばらくボカリーズで練習をしました。ボカリーズにして歌詞に気を取られなくなった分の注意をアンサンブルに向けてもらい、パートでそろうこと、ほかのパートとのテンポ感をそろえること、ホモフォニックになったときの合唱団全員の息を合わせることなどを重点的に練習しました。

 コンポジションのWは、前回かなりしっかりやったので、うまく行かなかったところを練習しようと思って最初に通してみました。20ページの Andante から Moderato に移るところと、24ページからの Presto 以降の部分があまりよくありませんでした。
 まず Andante と Moderato のつなぎの部分を練習しました。 Andante の Bas. の5度の音程を整えたら、とてもよく鳴るようになりました。そしてその響きから Moderato へ移る感覚を覚えるために、何度か繰り返して練習しました。そのあと、21ページの2段目3段目の男声の音を確認しているところで淳一先生がいらっしゃいました。

 淳一先生は、コンポジションのWを一度通したあと、すぐにコンポジションのUの練習に移りました。コンポジションのUもまず一度通して、それから冒頭からの練習になりました。冒頭から9ページ1段目までの部分での主な注意は、女声の「ツァ、ツァ」は一人一人ニュアンスが違った方がいいし、一人の中でも1回目と2回目が違ってもいい。8ページ最後の小節から3小節間は、どのパートもアクセントがつくたびにクレッシェンドして ff のバランにもっていく。などでした。
 9ページ2段目 Andante の女声は、民謡のように声を張ってベターっと歌う。(このニュアンスは言葉で説明しにくいので次回の淳一先生の練習のときにでも実感してください。)女声、9ページ最後の「ヨサモ」からは声を明るく、10ページ「イーデャーラ」と「ハーウヨー」が別物にならないように明るさ保って「ハーウヨー」に入る。「ハーウヨー」の「ヨー」はコブシでも付けたくなるような伸びやかさで歌う。 9ページ最後の小節からの Ten. のフレージングは、「バンー」「バンー」「バンー」「バンバランー」「バンバンバンー」とする。10ページ下の段、Sop.( Sop. に言われたことですが全パート共通だと思われます)「ヨサモヨ」と「ホーイ」が別物にならないように勢いそのままで(できればつなげて)歌う。
 13ページ掛け声の accel. は、各自の勝手なテンポにならないように指揮を見て。女声、最後の「バラン」は声の力抜かないでしっかりと。などと言われました。

 最後に通したパレストリーナの Dies sanctificatus では、最後の3拍子の部分だけもう一度練習しました。鼻の下に指を当てて、そこより上の響きだけで歌うように心がけて、と言われました。


2006年5月15日(月)
練習日誌(5月15日)

 今日は淳一先生が都合悪いということで、私が練習を担当することになっていたのですが、学校を出がけにちょっとした用事が入ってしまって、学校を出たのが午後6時50分ころでした。それで25分くらい遅れて3スタに着いたら、Alt. のS さんがパレストリーナの Dies sanctificatus の練習をしていてくれました。そのまま Dies sanctificatus を3回ほど歌いました。
 あまり細かな注意はしませんでしたが、テンポは必ずしも速くないけれども軽やかさを失わないように心がけること。フレーズの中心で音を力を抜かないこと。あとから出るパートは前のパートの歌い方を引き継ぐように気をつけること。などを言いました。また、3拍子になってからは1拍めをぶつけるような歌い方をせず、円運動を感じて歌うこと。ディミヌエンド
をして行っても声が暗くならないようにすること。などを言いました。

 早めにコンポジションのWの練習に入りました。今日の練習の主なねらいは各パートの音程やリズムを確かにすることでした。まず、いままで練習している部分(20ページ Moderato 以降最後まで)を一度通して歌ってみました。音はかなり忘却の彼方に飛び去っているようでした。
 前半部分(22ページ2段目まで)はまあまあの出来だったので、そこの部分の全体練習から始めました。主な注意としては、男声に、「デン」の歌い方は四分音符1拍ぶん音をしっかり鳴らすために「デン」と短くならず、「デーン」といった感じに長く歌うように。全員に、自分の出している音のイメージ(何の楽器の音か)をもって歌うように。 Sop. に、高い音で音の力を抜かないように。などを言いました。
 休憩後は後半(22ページ2段目以降最後まで)の部分をやりました。後半は男声・女声に分かれての練習をしようと思っていたのですが、今日は1スタを借りていないということで、全体での練習を続けました。
 まず22ページ2段目〜24ページ1段目までの部分を、1パートずつ全パート、ピアノで音を確かめながら練習しました。(特に Bas. の23ページ2〜3段目は念入りにやりました。)ここでの注意としては、全パートともカタカナで歌詞が書いてあって言葉の区切りが分かりにくいけれど、「イヤ」という掛け声のところで区切って歌うように言いました。
 24ページの Presto 以降も1パートずつ音を確かめて練習しました。最後にダルセーニョ以降を通して今日の練習を終わりました。

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