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放課後日記

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2006年5月7日(日)
かもめ食堂

 今日、映画「かもめ食堂」を観てきました。前に予告編を見ておもしろそうだなと思っていたのですが、MOVIX 仙台での上映期間が4月中のちょうど忙しい時期で観られませんでした。見逃してしまったと残念に思っていたら、ジュラシック・ページ(仙台ニューフィルのフルーティストの方のクラシック系のHP)の中の5月5日付けの日記に「かもめ食堂」を見てきたということが書いてあるのを見つけました。まだどこかでやっているんだと、さっそくインターネットで調べたら、MOVIX 利府でやっていたのです。それで今日、MOVIX 利府まで行って観てきました。(MOVIX 利府に行くのは今日が初めてです。)
 「かもめ食堂」はフィンランドのヘルシンキに主人公サチエが開いた食堂
の名前です。開店してすぐのころは誰もお客さんが来ませんでしたが、やがて一人の青年が常連客になり、食堂を手伝ってくれる人も現われて、食堂には次第にお客さんが入るようになります。その食堂の日々の出来事を淡々と綴った映画で、これといった大きな事件や複雑なストーリー展開はありません。でもその映画の中に流れる時間のゆったり感がなんとも心地よい映画です。
 MOVIX 利府で5月12日まで上映しています。観ると心が安らぐ、癒し系のお薦め映画です。


2006年5月6日(土)
レッスン

 今日、淳一先生に声楽のレッスンを受けてきました。個人的に声楽のレッスンを受けるなんて、大学以来のことです。自分の声は自分で客観的に聴くことができないし、なかなか的確なアドヴァイスをしてくれる人もいません。今までずっと合唱団で歌ってきましたが、最近、自分の発声や歌い方はこのままでいいのだろうか、これからも歌い続けていくのにどのようなことに気をつけていけばいいのだろうかと気になっていました。だから、信頼できる先生にちゃんと聴いもらってアドヴァイスをいただけるのがとてもうれしくて、今日のレッスンが楽しみでした。

 レッスンは本当に楽しい時間でした。分からないことを教えてもらうのはこんなに楽しいことだったんですね。いま、自分は教師という職業に就いて毎日子どもたちに教えています。でも、大切なことを忘れかけていました。勉強って、学ぶって楽しいんだということを。

 今日のレッスンで、目から鱗が落ちるようなことがいくつもありました。自分が歌ううえで、これから心がけていかなければならない方向性が見えたような気がします。
 自分の歌の方向性が見えたこと、学ぶことの楽しさを思い出したこと。今日は、二つも大きな収穫があった一日でした。


2006年5月5日(金)
久しぶりに聴くと

 ゴールデンウイーク後半の5連休の今日はちょうど真中の日でした。みなさんは連休をいかがお過ごしですか?
 私は5連休初日に宮城純一作品展の本番があり、6日にレッスンが入っているので、最初から遠出する予定は立てませんでした。部屋の掃除をしたり模様替えをしたリしてのんびりしようと考えていました。それで、自分の中で懸案になっていた「放課後の音楽室」の模様替えにも取り組んでいます。
 新しい「もの思いの合間に」のページで、思い出にまつわる名盤について書くために、ここ何日か久しぶりに懐かしい CD
を聴きなおしましたが、そのとき不思議な感覚を味わいました。以前にずいぶん聴きこんだはずの演奏が、懐かしいというより新鮮に聴こえるのです。同じ演奏なのに、前に聴いたときと、久しぶりに聴く今とでは印象がずいぶん違うのです。それは私の耳(音楽的な感性)がそれだけ変化(あるいは成長?)したということなのでしょう。
 自分では気づかなかった自分自身の変化を、そういった形で実感したわけですが、それはちょっとした驚きでした。


2006年5月4日(木)
「もの思いの合間に」さらに追加

 今日は昼間、学校に出て仕事をしました。おととい(2日)、連休明け締め切りの提出文書作成が終わらなかったのです。8日午前中にメール(市内公立学校間や教育委員会は「メール」と呼ばれる巡回便がまわっています)に乗せなければならず、そのためにどうしても連休中に仕上げなければなりません。
 おとといは、次の日にコンサートが控えていたのであまり遅くまで残らずに、8時ころ切り上げて帰りました。昨日は本番でどうしようもなかったので、今日、連休のまん中に出勤ということになったわけです。

 帰ってきてから、「放課後の音楽室」にまた新しいページをくけ加える作業をしました。「もの思いの合間に」の2ページ目が出来上がり、先ほどアップしました。音楽 一期一会の小野浩資Bのところにありますので、どうぞご覧ください。
 そういえば、もう1つ小さな変更をしました。ピアノの名曲のところに付いていた「もの思いの帰り道」を内容的に2つに分けて、1つはそのまま「もの思いの帰り道」とし、もう1つを「もの思いの合間に」としてリニューアルしました。(作業の順番からするとこちらが2ページ目で、小野浩資Bのところの方が3ページ目ということになるかもしれません。)


2006年5月1日(月)
練習日誌(5月1日)

 今日はすべて淳一先生の練習でした。本番当日の練習を除くと、今日が演奏会前最後の練習なのでちゃんと出席したかったのですが、学校の方で連休明けに提出しなければならない書類が山積しているので、8時近くまで仕事をしていました。そのあと大急ぎでNHKに駆けつけ、8時20分頃から練習に加わりました。本番直前ということで、今日は最初からずっと天の船の練習をしていたようです。

 私が加わった後半の練習は23ページ176小節からでした。(今日はずっとそういう練習だったようですが)言葉の語感を生かす歌い方の練習でした。おもな注意は、歌詞の輝かしさや華やかさを表すための明るい発声や発音を心がけるようにということでした。
 引き続き2006の練習に移りましたが、最初の部分で、男声の音程を調整する練習にかなりの時間をかけました。淳一先生が、Bas.に「支え」を実感するために
立って中腰の姿勢で歌うように言ったところ、音程が良くなり、声もまとまって飛躍的に上手くなりました。そのおかげで、43小節までがとてもよくハーモニーするようになりました。
 46小節からの部分では、Sop.と Ten.の2声のバランスをとるのに時間をかけて練習しました。Ten.は、Sop.のエコーのように Sop.よりは少し控えめの音量で歌うように言われました。68小節以降はとにかく歌いすぎて(自分の歌に酔って)遅くならないように注意してくださいと言われました。

 今日の練習は、言葉ではなかなか伝えられないニュアンスが大事な練習でした。あとは当日練習を残すのみです。この練習日誌で伝えられなかったニュアンスは、そのとき感じ取って本番に生かしてください。

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