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放課後日記

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2006年8月11日(金)
帰省

 今日から岩手の実家に帰省します。お盆を故郷で過ごして、仙台に戻ってくるのは16日の夜か17日になる予定です。
 もの思いの放課後の更新は、最近ずっと土曜日定例となっていましたが、
今回は帰省のため前倒しして今日「わが青春の鹿峰荘B」をアップしました。なお、この鹿峰荘シリーズはもうしばらく続きそうです。どうぞお楽しみに。
 では、みなさんもよいお盆休みをお過ごしください。


2006年8月9日(水)
練習日誌(8月9日)

 今日は、前半が私の練習で後半が淳一先生の練習の予定でしたが、先生が練習に間に合わず、後半も私の練習になりました。
 まず、前回の復習で Sicut cervus
を4回ほど歌いました。
 次に Super flumina Babilonis の練習をしました。2回ほど歌ってから、前回 Sicut cervus でやったのと同様に各パートの同じ音のチェックをしました。それが終わって、チェックして同じ音になると分かった部分を確かめながらまた2回通しました。
 後半は、オペラの合唱曲の「シガレット・ガールズ」と「巡礼の合唱」の男声・女声分かれての練習を15分ほど取りました。集まって、それぞれ1回ずつ通して今日の練習を終わりました。
 
 14日(月)と16日(水
)はお盆休みです。次回練習は21日(月)になります。お間違えなく!


2006年8月8日(火)
音楽指導法研修会

 今日は一日、市の教育センターで研修を受けてきました。「日本音楽の授業づくり」についての研修で、内容は日本の伝統的な音楽を授業で扱うときどうするか、筝・三味線・尺八・太鼓などの和楽器をどう授業の中に取り入れていくかという具体的な事例をまじえての講義と、午後は筝、三味線の実技研修・ワークショップでした。
 もの思いの放課後の「音楽の共通性と地域性」のシリーズで日本人の音楽のアイデンティティー
について書いてから、自分でも学校現場で日本の伝統的な音楽についてもっと真剣に取り組まなければならないと思っていました。現代の子どもたちの身体の中にも脈々と流れているであろう民族の血としての音楽の感覚を眠らせたままにしないでしっかりと覚醒させ、そしてそれを次の世代へも伝えて行かなければならないのではないかと思ったのです。ところが、そうは思っても、私は日本の伝統的な音楽に関してほとんど知識も経験もないので、日々の音楽の授業の中でそれをどう扱っていいかよく分からない状態でした。
 そんなとき、夏休み前にこの研修会があることを知り、何かしらヒントが得られるのではないかと思って申し込んだのです。今日研修を受けて大正解でした。
 今日の研修会では、すぐにでも取り組んでみたくなるスモールステップの、そして楽しい実践をいくつも紹介してもらいました。でも、それよりも何よりも大切なのは、日本の伝統的な音楽を教える中で子どもたちに何を伝えたいのか、しっかりとした考えを教師が持っていることだということが分かりました。


2006年8月7日(月)
練習日誌(8月7日)

 今日は前・後半を通して淳一先生の(ピアノは付かない)練習でした。カデンツを使って軽く発声をした後、曲の練習に入りました。
 まず、Sicut cervus の練習をしました。一度通したあと、冒頭、各パートの歌い出しの練習をしました。Sicut の ut の発音が閉塞的な音にならないように言われました。
 そのあと全員鉛筆を持って、歌い出しから1小節ずつ自分のパートの歌っている音と同じ音を歌っている他の声部の箇所をチェックしていく作業をしました。(やってみると、いかに多くの部分で他のパートと同じ音で歌っていることか!と驚きます。)最後までチェックしたあと、テンポを半分くらいに落として、チェックした箇所が同じ音になることを意識しながら歌う練習をしました。
 最後には普通のテンポに戻して、通して歌いました。

 後半はオペラ合唱曲の練習で、暗譜を目指しての練習でした。
 アンヴィル・コーラスからやりました。まず、冒頭から54ページまでの部分に取り組み、次に55ページの男声の部分、残りの56ページ以降の部分というふうに区切って練習しました。基本的には何度か繰り返して歌って、最後には楽譜を見ないで歌うようにするというパターンでの練習でしたが、その中で言われた注意は、
 冒頭の3小節にわたるクレッシェンドが2回繰り返されるところは、音符3つずつスラーが掛かっている最後の音でディミヌエンドすると、フレーズが細切れになって長い大きなクレッシェンドに聞こえないから、スラーの最後の音もクレッシェンドで歌うこと。(56ページも同様)

 54ページの Chi del gitano i giorni abbella は、ただ声を張り上げた f ではなく、声楽的な裏づけのある余裕のある f になるように。
 56ページ3段目最後の小節、女声の tuo は、トゥオーとトゥが短くならずに、トゥーオとなるように歌うこと。(男声の mio も同様)などでした。
 ヘブライ人の合唱も同じように練習しました。この曲での主な注意は、
 十六分音符、三連符などの違いを正しく歌おうとするあまりソルフェージュのように聞こえることがないようにごく自然に。
 16小節 colli 、18小節 molli のダブル・エルを意識して歌うこと。
 21小節、三連符に同じようにアクセントが付いているが、その中で言葉が区切れていることに注意して歌うこと。
 23小節、三連符に同じようにスタッカートが付いているが、ここも言葉のつながりと区切りに注意して歌うこと。
 45小節の3・4拍めの三連符、ブレスが足りなくなっていい加減にならないように。(47小節の三連符も同様)などでした。

 最後にコンポジションの4曲目を歌って今日の練習を終わりました。

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